東日本大震災においての、緊急地震速報『デジタルなまず』
(静岡県内) |
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今回の東日本大震災において、静岡県内における緊急地震速報の結果をご報告します。 |
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2 緊急地震速報の詳細 (一般向け緊急地震速報は背景が灰色[ 第4報
]の時に発表)
提供時刻等 |
震源要素等 |
地震波検知から の経過時間(秒) |
震源要素 |
北緯 |
東経 |
深さ |
マグニチュード |
地震波 検知時刻 |
14時46分40.2秒 |
― |
― |
― |
― |
― |
1 |
14時46分45.6秒 |
5.4 |
38.2 |
142.7 |
10km |
4.3 |
2 |
14時46分46.7秒 |
6.5 |
38.2 |
142.7 |
10km |
5.9 |
3 |
14時46分47.7秒 |
7.5 |
38.2 |
142.7 |
10km |
6.8 |
4 |
14時46分48.8秒 |
8.6 |
38.2 |
142.7 |
10km |
7.2 |
5 |
14時46分49.8秒 |
9.6 |
38.2 |
142.7 |
10km |
6.3 |
6 |
14時46分50.9秒 |
10.7 |
38.2 |
142.7 |
10km |
6.6 |
7 |
14時46分51.2秒 |
11.0 |
38.2 |
142.7 |
10km |
6.6 |
8 |
14時46分56.1秒 |
15.9 |
38.1 |
142.9 |
10km |
7.2 |
9 |
14時47分02.4秒 |
22.2 |
38.1 |
142.9 |
10km |
7.6 |
10 |
14時47分10.2秒 |
30.0 |
38.1 |
142.9 |
10km |
7.7 |
11 |
14時47分25.2秒 |
45.0 |
38.1 |
142.9 |
10km |
7.7 |
12 |
14時47分45.3秒 |
65.1 |
38.1 |
142.9 |
10km |
7.9 |
13 |
14時48分05.2秒 |
85.0 |
38.1 |
142.9 |
10km |
8.0 |
14 |
14時48分25.2秒 |
105.0 |
38.1 |
142.9 |
10km |
8.1 |
15 |
14時48分37.0秒 |
116.8 |
38.1 |
142.9 |
10km |
8.1 |
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本震における気象庁の緊急地震速報では、静岡県内に揺れが到達するまで、かなりの猶予時間がありました。静岡県内における気象庁の発報した速報値にてはじき出された受信機の警報震度は、東部、中部で3、西部で2でした。従いまして、受信機の警報震度設定を3もしくは2に設定した場所におきましては、揺れる前に警報が間に合い、揺れる前に避難行動を起こせました。
しかし、震度設定を4に設定していた場合は、速報値においての予想震度が警報設定震度に達しなかったため、警報が出ませんでした。 |
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今回の本震における緊急地震速報は、気象庁の発報の早さは問題有りませんでしたが、予想マグニチュードの速報値は実値より低く、予想震度と実際の震度では差がありました。 |
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今後の運用における対策と致しましては、受信機の警報震度設定を3と低めにしておくこととなりますが、静岡県内における東海地震・東南海地震の想定震度は6〜7と言われておりますので、気象庁が過小評価した情報を出したとしても警報震度は4にて問題ないと思いますが、揺れは震度3程度でもかなり感じますので、最終的には警報震度の設定は事業所にて十分ご検討の上、お決め下さい。 |
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専用受信機『デジタルなまず』は、気象庁から発報された緊急地震速報が、更新され予想震度が高くなった場合は、受信機の警報震度の言い直しする仕組みになっております。 |
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東海、東南海地震は、今回同様海側に震源があり、緊急地震速報は間に合う可能性は高いです。 |
企業・学校・幼稚園の防災担当様、緊急地震速報受信機『デジタルなまず』のご準備をおすすめします。 |
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